ね が い
Our Wish
メロディを聴いてみてください!(MIDI形式)---
MusicBox Version
Orchestra Version
16 beats Version
By E-chan
歌 : 広島合唱団 Song by Hiroshima Chorus 作詞: 広島市大州中学校3年生有志 Words by Ohzu Junior High School Students 編詞: 山の木竹志 Arrangement by Takeshi Yamanoki 作曲: 高田りゅうじ Music by Ryuji Takada |
5番以降は世界の「ねがいコネクション」のメンバーやその生徒たち などから寄せられた歌詞です。 翻訳の場合はメロディーと合わないこともあります |
七百四十一
まちんと、まちんと
1945年8月6日日本の広島に原爆が投下された
被爆した人、そこに住んでいた人にとってはどんなに残酷なことだったろう
どうしてアメリカが日本の広島に落とそうとしたのかよくわからない
たとえパールハーバーを日本が攻撃していたとしても
(カイラ・ウィッグズ イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.19)
七百四十二
どんな事態であれ、誰にとってもそれは大変な悲劇だったに違いない
この物語では2才の女の子が原爆で亡くなった
「まちんと」といって亡くなった
彼女は何を言いたかったのだろう
(カイラ・ウィッグズ イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.19)
七百四十三
よく食べていたトマトをほしがったのだろうか
まだ死にたくないと思っただろう
お母さんに死から救って欲しいと願うこともできただろう
だった2才でも自分が死んでいくと言うことがわかっただろう
そしてどんな風にまたどうして自分が死ぬのかわからなかったことだろう
(カイラ・ウィッグズ イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.19)
七百四十四
ポイントは彼女が「もっとほしがった」のはどのようなものだったのかということ
死ぬ前には手に入れられなかったもの
そのお話では誰かがその女の子が鳥になったと聞いた
本の中の鳥は鳩に見える
たぶん、それは彼女が最後は安らかになったということだろう
(カイラ・ウィッグズ イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.19)
七百四十五
彼女はもっと持てたはずだ。そんなに若くして死ぬなんてむごいことだ。しかしそれはあり得ることだ。
戦争は兵士だけでなくその家族や国民全体を苦しめるということだ
無実な人々や、老いも若きもすべてが巻き込まれる
(カイラ・ウィッグズ イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.19)
七百四十六
一瞬にして、広島の街は炎上した。一瞬にして崩れ去った
人々も炎のように焼けていった
被爆者は一面の焼け跡をさまよい歩いた
黒い雨が彼らの上に降ってきた
(ケンジー・クック イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百四十七
この話はそれぞれ違う小さな部分で言葉をなげかける
部分部分は小さくとも、広島を理解するのにはたくさんの思いが必要だ
広島とは何か?
(ケンジー・クック イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百四十八
それは1つの国か?
それは1つの心の状態か?
日本で起きた1つの出来事か?
広島とは何か?
(ケンジー・クック イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百四十九
以上がこの物話を5回読んで、自問自答したことの1つです
もう1つは1945年8月6日何がそんなに重要かと言うことです
その日付はこの物語1つの象徴だろうか?
それとも歴史上の重要なポイントだろうか?
(ケンジー・クック イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百五十
「彼女は被爆した」という行はわたしにとってはたくさんの意味を持つ
1つは”she”というのは広島を指していると思う
被爆したその女の子だけのことを指しているのではないと思う
むしろ広島全体のことを指してると思う
(ケンジー・クック イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百五十一
アメリカ人はアメリカを女性名詞だと思っている
国は本当に性をもてるのだろうか?
いいえ、それはできないではなぜ広島が”she”か?
もう一つの仮定は“she”がその女の子を指していると言うことだ
(ケンジー・クック イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百五十二
被爆したのは彼女ひとりではなかったということも重大な問題だ
ほとんどの人にとって、この物語は気の滅入る、暗く恐ろしい話だ
わたしにとってはそれ以上だ;これは実際の歴史である
この物語の中で日本の広島で1945年8月6日に何が起こったかを語っている
(ケンジー・クック イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百五十三
この話を読むと実際、人々のわめき声、叫び声と、煙のにおいのメンタルな構図が浮かび上がってくるだろう
また一瞬の内に亡くなった命のことも
わたしにもこの焦熱の地獄で人々がへとへとになり子どもたちが泣きわめくのが見える
その女の子が「まちんと」「まちんと」を泣きわめいているのも
(ケンジー・クック イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百五十四
この物語の中に答えが見つからない1つの疑問は
なぜこの女の子が「まちんと まちんと」と呼び続けているかだ
彼女は本当にもっと何を欲したのだろう?
(ケンジー・クック イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
THE RAIN by Jillian Barron
七百五十五
無邪気な雨だれが天から降ってきて、熱く、しんとした静けさを打ち破る
子どもたちの笑い声のような柔らかなピタパタという音が地上の罪とほこりを拭き去
る
そして滝のオーケストラのクライマックスを奏でる
(ジュリアン・バロン イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百五十六
柔らかな大雨にそよ風が混じり、背中の暑さを和らげ、夏の重さを優しく引き上げ
る、涼しいスクリーンを形成する
規則的な雨音が音楽のようなリズムを奏でるにつれ
心もそれにつれて歌い、水晶のような透き通った静けさが私たちを襲う
まるで水が温かい砂浜を流れるように
(ジュリアン・バロン イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百五十七
私たちに生まれた新たな物そして長い間忘れていた無垢な情熱を味わう
それは甘美で、乾ききった思い出を消す
この天空の儀式に加わると、静かなしずくが肌を刺し
恐れや怒りを洗い流し、私たち自身の中にある新しい希望の歌を奏でる
(ジュリアン・バロン イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百五十八
そよ風の最後のバイオリンが首の裏側をなでると
穏やかな幸福感がひたひたと押し寄せてくる
太陽は顔を出し、ほほの後ろに残っている水滴とあそびはじめる
(ジュリアン・バロン イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百五十九
多くの人は雨の中にシンプルさを求める;例えばある種の殻に閉じこもる
雨はわたしに神を思い出させるので、わたしは新しい希望を感じる
(ジュリアン・バロン イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
七百六十
わたしはかつてこの女の子の話を聞いた
生まれたときは、母親が彼女を抱くこともできない大変な状態だった
5ヶ月以上の間、彼女は人間的なふれあいをもてなかった
(ジュリアン・バロン イリノイ国際高校 アメリカ 2007.3.22)
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