海外交流の医局の現場に、国際学会にも何度か参加してきました。しかし今回の会議は、時代がおおきく揺れ動く中で、世界中の教育に携わるものすべてが、頭を練り直し、協力してそれぞれのプロジェクトをテクノロジーをつかって協力推進しようとする会議内容であったこと。会ってテーブルを囲んで話すことで、肉声・服装・態度がそれぞれの国の文化を無言で伝えてくれます。
この6thI*EARNの会議に参加し、眠っていた私の体に電流が走りました。参加50カ国 約400人が集い、毎朝7時スクールバスでプエルトリコ大学(PRC)へ、夜8時大学を出る。
朝食・昼食・夕食は大学内カフェテリアで。会議のレジメは、全参加校に配布し、各国からの作品を全員が分ちあうようになってる。そして名刺に刻まれたメールアドレスが、パートナー校成立へと展開されることでしょう。
また、今回の国際会議と同時開催であったI*EARN Youth Summitでは、各国の中高生が自主的にワークショップを行い、お互いに交流を深めていました。そこでは共通語として英語が話され、人種や性別、年齢などは、交流をはかる上での何の障害にもなってはいません。そしてこれらの経験をした子どもたちは、今後新聞記事などで友人の国で起きた大震災などを目にした場合、受け止め方が違ってきます。単なる記事としてではなく、自分のごく身近な問題として受け止めることでしょう。子どもたちの真の国際交流はこうして進んでいくのだと思います。ただ、非常に残念なことに、今回日本の生徒は一人として参加していませんでした。
I大学のコンピュータセンターはE−mailをチェクしている参加者であふれていました。のぞいてみると、それぞれの国にメールを、会議後の感想をお互いにメールし、情報提供・意見交換をしていました。コンピュータと共通語の英語が、人と人を結ぶ大切な役割をはたしているのだとあらためて感じました。<Kay> |