6th, Annual International Conference of I*Earn

ertmv.gif (21249 バイト)I*EARN Orillas Center
University of Puerto Rico
Río Piedras Campus
    College of Education
    San Juan, Puerto Rico
    July 11 to 17, 1999
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WHAT

I*EARNは国際的な教育ネットワークで、テレコミュニケーションの利用を唱ったプロジェクトを計画・実施しています。いわば世界中の学校と学校を結びつける壮大なプロジェクトを推進しています。毎年開催される国際会議では、世界中の教育関係者が宿泊、研修を友に市、 1年間行ってきたプロジェクトの報告や、あらたにに始まるプロジェクトの紹介等が行われます。

今年で6回目を迎えるこの国際会議ですが、今年はカリブ海に浮かぶ小さな島、プエルト・リコにて開催され、世界50カ国、400名もの参加者がプエルトリコ大学(UPR)に集まりました
参加を待たれているにも拘わらず、日本や他のアジアからの参加校は非常に少ないというか、I*EARNを知らない状態です。

昨年夏、ようやくI*EARNーJAPANが発足し、そのMLが出来ています。各メンバーへはI*EARNからニュースフラッシュ英語版がは届くそうですが、英語では読みにくいそうで、テレクラスが日本語版を送ってくださっているそうです。

MORE 情報通信 東海 51号の特集「学校教育とインターネット」に「世界の教室をインターネットでつなぐI*EARN」が掲載されています。こねっと国際は、最近、こねっとプラン(参加校約1000校)参加校の中から、国際交流に関するMLが発足したそうです。
テクノロジーを使った国際会議?それとも人がその場に集まり、わいわいがやがや国際交流をはかるのでしょうか。21世紀はもうすぐ確実にやってきます。

WHY

私ごとになりますが、仕事で某高等学校のHPを1年余り、<学校の今>をタイムリ−に更新してきて感じたこと。それは、HPをツ−ルとして地域さらに、海外との交流が簡単にもてるという手応えを得たことでした。毎日コツコツHPをつくって情報発信し、交流にメールがホームページが大きく関わっていることを知りました。

今回の会議で得た国際的なネットワークを利用して、日本の子どもたちにも国際交流の機会を与えたい。テクノロジ−の力を借りて、共にこの地球上に生きているんだという実感を、未来の子どもたちに早く伝えたい。子どもたちは、コンピュータに多くを期待しています。

 

 
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PUERTO RICO
 会議に初参加して:
海外交流の医局の現場に、国際学会にも何度か参加してきました。しかし今回の会議は、時代がおおきく揺れ動く中で、世界中の教育に携わるものすべてが、頭を練り直し、協力してそれぞれのプロジェクトをテクノロジーをつかって協力推進しようとする会議内容であったこと。会ってテーブルを囲んで話すことで、肉声・服装・態度がそれぞれの国の文化を無言で伝えてくれます。
この6thI*EARNの会議に参加し、眠っていた私の体に電流が走りました。

参加50カ国 約400人が集い、毎朝7時スクールバスでプエルトリコ大学(PRC)へ、夜8時大学を出る。 朝食・昼食・夕食は大学内カフェテリアで。会議のレジメは、全参加校に配布し、各国からの作品を全員が分ちあうようになってる。そして名刺に刻まれたメールアドレスが、パートナー校成立へと展開されることでしょう。

また、今回の国際会議と同時開催であったI*EARN Youth Summitでは、各国の中高生が自主的にワークショップを行い、お互いに交流を深めていました。そこでは共通語として英語が話され、人種や性別、年齢などは、交流をはかる上での何の障害にもなってはいません。そしてこれらの経験をした子どもたちは、今後新聞記事などで友人の国で起きた大震災などを目にした場合、受け止め方が違ってきます。単なる記事としてではなく、自分のごく身近な問題として受け止めることでしょう。子どもたちの真の国際交流はこうして進んでいくのだと思います。ただ、非常に残念なことに、今回日本の生徒は一人として参加していませんでした。

I大学のコンピュータセンターはE−mailをチェクしている参加者であふれていました。のぞいてみると、それぞれの国にメールを、会議後の感想をお互いにメールし、情報提供・意見交換をしていました。コンピュータと共通語の英語が、人と人を結ぶ大切な役割をはたしているのだとあらためて感じました。<Kay>